ジオパーク号の旅

3月の定期運用離脱後、ジオパーク号として運用されるのみとなったキハ52-125・156を撮るため糸魚川へ向けていざ出発。
まずは、毎度おなじみ臨時能登号で上野から出発。
臨時能登@上野

直江津を過ぎた辺りで目が覚めると既に朝が始まっていた。
朝焼けの海岸線

冬だと到着後に星を見る時間さえあったのに既に明るい。
臨時能登@糸魚川

2両連結で出発を待つキハ52-125・156。
朝焼けのキハ52

太陽が山の稜線より上に。線路すら眩しく直視するのが難しい。
朝焼けの線路

レンガ倉庫があった場所は既に跡形も無く…
レンガ

急行きたぐに。前回来た時は真っ暗で露出ミスったけど今回は余裕でした。
きたぐに@糸魚川

悪くない車両なんだけど先輩が偉大なだけにね…
120@糸魚川

怒奈川姫像。この玉に触ると結婚できるとか。
玉

糸魚川駅構内の勾玉のモニュメント。そろそろ出発。
ヒスイ

頚城大野駅で下車。冬の雪に覆われた姿しか見たことが無かったから緑にあふれた姿が鮮やかで先ほどの朝日に負けず劣らず眩しかった。
アジサイと鉄

頚城大野駅・夏

道路の夏冬。
夏の道路

通行止め

冬場は1mほどの積雪で断念した道がすっかり雪解けして普通の道に。こんなところに側溝があったのかとか発見もあって、素直に引き返した自分をほめてやりたい。というわけで冬場は断念したポジションへ行ってみたけど、どうもしっくりこなかったので、以前見かけた写真の撮影地を目指して山道を進んでみることに。。。したものの、2,30分ほど山道を登ったところで目的地が一向に見えてこず、行く手をふさぐ蜘蛛の巣を払うのも申し訳なく思われUターン。結局頚城大野を出てしばらくしたところにある踏切に陣取った。そして炎天下で水を持たずに延々と待ち続け、途中待つのに疲れ日陰で仮眠を取ったりもしてその時が。
ジオパーク号01

ジオパーク号03

冬にしか見たことが無かったけど、夏に見る姿もやはり味わい深い。煙を吐き出しながら走る姿が何とも良いね。
つつが無く撮影を終えた後、ようやく見つけた自販機で水分補給しながら駅に戻り、ベンチに腰掛けてボーっと目の前の稲田を見る。まだ青い稲の頭を風がさーっと撫でて行く様が耳目に涼しい。日本の夏。
稲穂

1時間ほど待っただろうか、やってきたキハ120に乗って次の撮影地へ。途中に見える姫川の風景もモノトーンで寂しい冬とは違い生命溢れる色に。
姫川

北小谷から山道を歩くこと20分ほど、目的地に到着。ここでもまた冬との違いに目を見張る。
夏俯瞰

冬俯瞰

暫く待つと遠く山の中の線路を進むキハ52が。
ジオパーク号04

ジオパーク号05

ジオパーク号06

秋になるとまた違った風景が見られそうだけど、残念ながらもう秋に走ることは無い。
撮影が終わった後は次の電車まで2時間近く間が空くので近くにある道の駅の戦闘でまったり。って戦ってどうすんのさ。そもそも銭湯ではなくれっきとした温泉。温泉自体相当久しぶりだったから夏だってのにしっかり浸かった。そして風呂上がりにはコーヒー牛乳で…と行きたかったけど残念ながら見当たらなかったのでアイスをぺロリ。と余裕をかましていたら列車の時間が迫っていたので慌てて駅に戻って事なきをえた。北小谷から南下して松本まで大糸線という選択肢もあったけど、もしかしたらジオパーク号がしばらく止まってないかなと糸魚川へ。行ってみたもののすでに富山へ向かった後で空振り。仕方ないので明日中に戻ることを考え直江津経由で長野へ。
直江津で乗り換えにミスして待ちぼうけしているとトワイライトエクスプレスに遭遇。
トワイライト@直江津

カシオペアに優るとも劣らない緑色の車体がカッコいい。まあ両者とも高嶺の花という点では同じなんだけど。
直江津を出ると長い夏の日も沈み始め、大きなラピュタのような雲も茜に染まっていた。
夏雲

しかしラピュタと言ってほぼ通じない人が無いというのも凄い話だ。
長野に着くとダイヤに少し余裕があったので姨捨へ。
姨捨夜03

姨捨夜04

何度見てもここから見る眺めは最高だ。鉄道はトンネルなんぞ掘らずに山道を進むべき。などと益体も無いことを考えつつ長野に戻って宿をとった。