晴れ/普通

今日もまた冬晴れの一日。朝出かける時、西の方を見ると地球の影が見えていたのか、ある高度を境にすっきり色が別れていて、暫く動けなくなるような空が広がっていた。東もこれから朝日が登ろうとする頃で、空に薄っすらと張った雲が照り返しを浴びてきれいな桃色に染まっていた。その雲の向こうに、久しぶりに金星が見えた。本当なら今ごろあの星の周回軌道上に…と思うと胸がチクリとしたね。
そのあかつきについて今日また新しい発表が。いきなり最悪の可能性を提示されずに済んだと思う反面、断崖絶壁の上に張られたロープを歩いているような危うさは変わらず。それでも、あの手この手でなんとかしてくれそうな気がしてしまう。
原因を突き止めて改良した2号機を送りこめれば惑星探査の確固たる技術が手に入れられそうだけど、予算を考えると現実味がないか。こうなると何とかあかつきに頑張ってもらいたいな。ただ軌道に乗れば良いというものでも無いし、再びの到達が早まるようなウルトラCがどこかにないもんだろかね。