晴れ/微妙/Discovery

今日はISS撮影のために地図とにらめっこ。当初は今しかないランドマークとしてスカイツリーと絡めようかなと考えたけど、最初から最後までパスを見ることが出来ないので却下。昨日と同じく新宿タカシマヤだと撮影が容易だけど、柵があって肉眼で見るのが難しいから却下。ヒルズやサンシャインといった高層ビルだと写り込みが気になるし展望台での撮影は難しいので却下。。。といった具合に候補を絞り込んで最終的に羽田空港対岸の城南島公園へ。初めて訪れる場所で、仮に駄目だとしてもリカバリーが利かないということでドキドキだったけど、視界に関しては地図で確認した通り絶好のロケーション。雲は日没の頃に上手く東へ流れ、結果的に大成功でした。

2つの光、3たび

予想より早く北北西から現れたスペースシャトルディスカバリーは予想より明るく輝きながら飛行機やヘリとは一線を画す動きで東へ。そしていよいよ沈もうかという頃、北北西から今度はISSが。寄り添うように飛ぶランデブーとはいかなかったけど、ほんの4分足らずの差で空を往く2つの宇宙機を見ることが出来た喜びはここ1週間ほど感じていた鬱々しい気分を吹き飛ばして余りあるものでした。

写真真ん中の濃いラインがISSでその下がディスカバリー。それぞれ別の軌道を飛んでいたわけではなく、同じ軌道だけど地球が自転しているから約4分というずれがこうして現れるんだとか。詳しくは突っ込まないでください。
2つの宇宙機が飛び去った後もせっかくなのでしばらく撮影続行。

星の運行を入れたかったけどそれ以上に飛行機が…あんまり欲張るものじゃないですね。
そして反対側にオリオンが見えていたので、これも撮影することに。すると飛行機がちょうど冬の大三角形を貫くように舞いあがって行きました。

まったく良い日でした。

farewell


NASAUstreamで最後の帰還を視聴。着陸1時間半ほど前に見始めた時点で視聴者は20,000人ほどだったのが大気圏突入時には8万人ほどに。そして映像が来てからは一気に加速して12万人ほどに。映像の横に表示される書き込みも日本語英語はじめ多数の言語が飛び交って、実にグローバルな雰囲気が醸し出されていました。「俺たちは上手くやれるのに政治家は駄目だな」(意訳)といった書き込みもあって、ああほんとその通りだなと相槌を打ったり。とそれはさておき、ディスカバリーは世界中の宇宙ファンに見守られながら予定通りに無事帰還。つい7時間半ほど前に東京で見送ったその機体が着陸していること。この着陸をもって2度と飛ばないということ。その両方に何とも言い表し難い感慨がありました。39回のミッションで飛んだ距離は238,539,663kmに及ぶのだとか*1。今後はスミソニアンに展示されるとのこと。いつか会いに行きたいけど、当面そんな予定はないので心の中で念じておきます。27年間お疲れ様でした。

*1:間違ってたら突っ込み歓迎