雨/普通/三陸

3年前の夏に北海道東日本パスを2枚使ってのんびり周ったことがあったんですが、北海道から夜行列車で本州に戻った日、八戸線三陸鉄道北リアス線・山田線・南リアス線大船渡線と乗り継いで仙台まで南下しました。ちょうど今回の震災・津波の被害を大きく受けた辺りです。八戸線北リアス線では天気が今一つでしたが、山田線と南リアス線では快晴に恵まれました。海を見ればリアス式海岸の入り組んだ風景。海沿いに連なる家々と穏やかな湾口。山側を見れば豊かに実る稲穂の緑が映えて、本当に美しい車窓でした。鉄道のある風景を撮りたいと思うようになったのもちょうどこの頃でした。何となく今日になって写真を見直したらへたくそ過ぎて泣けてきたんですが、その時のことが色々と思いだされます。


いつかまた…といつかを先延ばしにしていたら今回の事態に。再建については相当の困難が伴うということは容易に想像できますが、もし叶うならば必ず再訪したい。今度は通り過ぎて風景を眺めるだけでなく、歩いて周ってその土地の美味しいものを頂きたい。そう思います。