桜三昧:イトザクラ

わに塚の桜を撮影している時、地元の方と話していたら慈雲寺のイトザクラが見ごろという情報が。この時まで聞いたこと無かったんですが、かなり有名な桜のようでちらほら話をしてる人たちもいました。幸い?昨晩は途中から曇られたおかげで電池には余裕があったので行ってみることに。
最寄駅は塩山駅。慈雲寺へはタクシーで移動。駅の地図を見ると近く感じるけど、行きは全部上り坂だから足に自信が無い人は車がおススメです。特に前日ほとんど寝てない時は。
寺の入り口で降ろしてもらうと、周囲には菜の花が植えられて門の向こうには既に大きな桜が見えていて素敵な雰囲気。寺の外には長い脚立が据えられていて、そこから撮影することも出来る親切設計でした。

両親がこのあたりの出身ということで樋口一葉の碑が。全体の雰囲気にあまりマッチしてない気もするけどまあいいでしょう。

中に入ってイトザクラを見るとその大きさに圧倒されます。樹齢はおよそ300年とのこと。

イトザクラの下に入って上を見上げるとこの通り。

桜の滝に打たれているというか、桜の雨を浴びているというかそんなような感じがしてきます。とにかく圧巻の一言。桜それ自体もさることながら、ここまで世話をしてきた人の努力に頭が下がります。
色んな角度から見て回り、電池の残量を気にしつつもそれどころじゃないだろうとひとしきり撮影。


これで晴れてくれたらなぁ…と空を見るともう少しで雲の向こうから陽が射しそうな雰囲気があったけど、経験上こういう時は晴れないもんさ…と寺を後にして数分後、陽が射してきて青空も見えたので釈然としないながらも寺へUターン。するとまた雲が覆ってくるといういかんともしがたい状況でしたが、それでも少し見えていた青空を背景に桜を撮影。
ほんの少し空に青が混じってるだけで雰囲気がずいぶん違って見えます(個人の感想)。

というわけで今度こそ寺を後にして駅へ。帰りは坂道を下るだけなので楽です。いつの間にか空は晴れて、眺望の良い場所からは下界が見渡せて気分爽快。

平地では咲いていた桃が山の上ではまだだったり、ずいぶん開花時期が違うものだなというのは新しい発見でした。まあ普通に考えれば分かることなんですが、実際にそれを見るというのは中々無いもんですね。というわけで塩山駅まで戻った後は一路家に…は向かわずもう少しだけ寄り道。