晴れ/普通/接近

今日は久々に一日を通して快晴。5月も半ばを過ぎてようやく5月らしい日に出会えた気がします。反射的に五月晴れと言いたいところだけど、本来は「陰暦5月の、梅雨の合間の晴天のこと」のようです*1。といって、これを口うるさく指摘すると嫌われること請け合いなので注意しましょう。
今夜は月とさそり座のアンタレスが300mmの望遠レンズにギリギリ収まる範囲まで接近していました。

月と同じ高さの右端にある小さな赤い点がアンタレス。これだけ近づくということは月に隠されることもあるのかなと調べてみると2005年にあったばかりのようです。
2005年3月31日アンタレス食:国立天文台
見た人の感想を見ると羨ましくなっていかんですね。
【特集】2005年3月30日 アンタレス食を見よう!
次に1等星以上の食が条件良く見えるのは2016年のアルデバランでアンタレスは2023年に見えるようです。その他レグルスとスピカも隠される場合があるとのこと。天体現象の頻度を考えるとまあ多い方と言えるのかな。じゃあさらにその他の1等星以下の場合は…とググってとりあえずWikipediaにたどり着くといういつものパターン。
掩蔽 - Wikipedia

月の軌道は黄道に対して傾いているため、黄緯約6.5度以下の恒星は全て月に掩蔽される可能性がある。

可能性だけで言えばかなりの数に上りそう。

星食が起こると予報された経路の限界線の縁は、北限界線と南限界線と呼ばれるが、その付近では不規則な形をした月縁が通過するために、恒星が断続的に出たり消えたりするのが見られることがある。これは接食として知られている。観測上・科学的立場からすると、この「接食」は、星食の中で最も劇的で面白いものである。

このあたり読んで想像するだけでwktkですよ。
下の方には惑星同士の掩蔽の記述があるけど、こちらはほんとに歴史的な出来事になるんですね。こうして見ると日蝕という最大のイベントがほぼ1年に1度地球のどこかで起こる上にネット中継がある時代に生まれたというのはつくづくそれだけでラッキーなんだなぁと。

*1:Yahoo!辞書より