曇り/普通

ROSATの帰還予想日が22〜23日と段々絞られてきました。日本時間だと23日かな?まあ当日になってみないと分からんのですがね。
ベンガル湾上の大気圏でROSAT再突入(仮訳):文部科学省

再突入の日付を正確に予測できない主な原因は、太陽活動の変動である。太陽放射が、地球大気を熱するため、大気抵抗が増大する。太陽活動の短期的な変動幅は、11年周期である。現在、次の変動の最大値に近づいているが、それは、予測よりかなり低い値となっている。

引用の順番が逆ですが、大気の影響で正確な計算が難しいという大元が太陽活動にあったとは。

ROSAT(ROentgen SATellite)は、そのミッション開始時、高度585kmから565kmの楕円軌道で観測を実施した。それ以来、同衛星は、大気抵抗により降下している。2011年6月には、地表からの高度が、わずか約327kmになった。ROSATは推進システムを搭載していないため、1999年のミッション終了時から、人為的な再突入を行う軌道制御はできない。時速約28,000kmの速度で大気圏に再突入する場合、X線観測機器は、粉々になり、その一部は高熱で燃え尽きてしまう。全質量が最大1.7トンになる30個の残骸が地表に到達する可能性があることが、最新の研究で判明している。単一の破片で最大のものは、おそらく高い耐熱性のある最大質量1.7トンの望遠鏡のミラー部になるだろう。

文科省のHP見て初めて知ったんですが、ミッション終了は1998年だったんですね。500kmの高度で周回軌道を回っていても引力が勝って徐々に引っ張られると。今年6月に高度327kmってことはやはり近づけば近づくほど引力が増していくってことなのかな?となるとガンダムUCラプラスは劇中での説明がないけど、やはりただ浮いてるだけじゃなくて時折外からリブーストされてるんですね。閑話休題
1.7トンの物体が地表に落ちたらどれくらいのクレーターを穿つのか興味深いところですが、なるべく人や動植物の少ないところに落ちて欲しいものだなと。それにしても、最初から推進システムを搭載してないってのはずいぶん思い切ったもんですね。運任せというのは頭が良くないというか悪いというか。せめてもの慰みに流星群となってカメラに捉えられて欲しいもんです。UARSの時は結局一つも映像がなくてさびしかったなぁ。