R.I.P.

レイ・ブラッドベリが亡くなりました。91歳という年齢を考えれば大往生なのでしょうが、根拠なく100までは生きるもんだと信じていたのでちょっと早すぎるだろと思わずにいられません。考えてみれば、今の自分が宇宙好きなのは、まず子供の頃に星座の本を読んで、その後小松左京を入り口にSFを読んでという下地の上に彼の火星年代記を読んだことが決定打だったように思います。特にしばらくSFから離れていた時期でも火星年代記は側に置いて繰り返し読んでいたので、宇宙に対する興味が消えることなくくすぶり続けていたのかな。当時、はやぶさのニュースをまったくチェックしていなかったような自分が種子島にロケット打ち上げを見に行ったのはロケットの夏によるところが大です*1
ロケットが気候を決定し、ほんの一瞬、夏がこの地上を覆った……


今日の火星。1000mmだとこの程度が限界。

こちらはブリーズMと。35mmで30枚コンポジット。こちらの方が火星っぽく見えるというのも中々に切ない話です。

昨日今日とここ2,3週間東京で見えなかった星が見えたのも何かの縁でしょうか。ひときわ明るく赤い星を見ながら、益体も無いことを考えていました。ご冥福をお祈りします。

*1:ロケットの夏枕草子方丈記と並んで教科書に載ってしかるべきレベルでしょう。