雨後曇り/微妙

昨日外でサッカーを見ている時から少し冷えるなと感じていたんですが、今日はそれに輪をかけてはっきり寒いと言い切れる気温でした。6月下旬なのにシャツの上に一枚羽織ってなお寒いというのはどうなのよと言わざるを得ませんが、さくっと調べてみると6月下旬でも最低気温が10度台というのはままあるんですね。むしろ、30度オーバーが1日だけと言う方が異常と言っていいかもしれません。ということで気温だけみればすごしやすいと言えるんですが、兎にも角にも夜晴れてくれないことには心の平穏が…><

イングランド0-0(2-4)イタリア

デ・ロッシのミドルが枠を叩いたことで試合の流れが決定づけられたような一戦。イングランドは序盤、過去3戦には見られなかったような勢いで繰り返しイタリアゴールに迫っていきましたが、流れの中でゴールを割ることができず。ブッフォンが至近距離で放たれたシュートを*1こともなげにセーブした時は痺れました。イングランドの猛攻をイタリアがしのぎ切ると、今度は攻守逆転。主力を怪我で欠き付け焼刃の限界かここからは防戦一方に。どちらがカテナチオだか分からないぐらいイタリアが一方的に攻めて、終わってみればシュートは35本で枠内にも20本飛んでいるのにスコアレスドロー。イタリアの決定力不足もさることながら、イングランドの守備がそれ以上に光っていました。オフサイドラインを抜けだしたバロテッリを躊躇することなく追いかけ防いだテリー、ノチェリーノが完全に裏を取って完璧なトラップからシュートという流れをさらに一枚上をいくブロックで防いだグレン・ジョンソンのプレーなど特に印象的でした。戦術どうこうじゃなく選手が懸命にやってる姿ってのはレベルの高低に関係なく胸を打たれるものがあります…というのは一部建前で、やはりハイレベルな選手たちがさらに全身全霊を振り絞っているんだからたまらんわけです。
PK戦はイタリア先行でバロテッリから。物凄く不安でしたが、しっかり決める辺りやはり大したタマです*2イングランド1番手はジェラード。後半途中で既に足が攣っていたにも関わらずしっかりPK決める辺りさすがです。イタリアは2番手のモントリーボ*3がポストのわずかに左に外してしまうと、イングランドは2番手のルーニーがしっかり決めて2-1とリード。続くピルロにとっては相当なプレッシャーがかかる場面でしたが、ハートの逆を突く浮き球で決める余裕。試合中に一番活躍した人に限って外す場面をよく見ているので不安でしたが杞憂でした。ここで流れが変わり、ヤングはバーに、コールはブッフォンに阻まれ対するイタリアはノチェリーノディアマンティがそれぞれ決めて勝負あり。0-0とは思えない中身の濃い一戦でした。
イタリアの次の相手はドイツ。デ・ロッシが負傷、アバーテも負傷で代わりに入ったマッジョが累積で出場停止。中々に厳しい状況ですが、攻めるアズーリが今のドイツ相手にどこまで勝負が出来るのか楽しみです。

*1:勢いが緩やかだったとはいえ

*2:この試合でもテリーを相手に胸トラップでボールを収めてからのオーバーヘッドなどポテンシャルが窺えるプレーはありました。

*3:試合中では特に前半、意表を突くプレーを随所に見せてくれて久々にファンタジスタって言葉を思い出しました。もう一皮二皮むければピルロ的存在になれるかな。