寒雨/微妙

予報通り冬将軍の帰還に見舞われて4月下旬とは思えぬ冷たいというか寒い雨に震える1日。日中の最高気温が前日比マイナス15度って笑っちゃうね。
今日はゆっくり寝ようと思っていたのに結局早朝サッカー観戦。ロッベンスナイデルの充実ぶりは今ワールドカップをやったらオランダが優勝するんじゃないかというレベル。2人とも心ならず放出されたレアルマドリードに対する反発心が並々ならぬものがあるんだろうかね。W杯までに燃え尽きそうだけど、それでもあっさり蹴散らされそうな日本代表の明日は何処に。
昼に起きるとさほど頭が痛く無かったので、4月下旬だと言うのにダウンを着込んで外へ。週末の興行収入圧倒的1位のアリスを見てきた。というわけで以下ネタバレ気味感想。どうでもいい感想を一つ先に言っとくと、ハートのジャックの見た目がランスロット・タルタロス@タクティクス・オウガっぽくてちょっと興奮。どうせならオウガの映画が見たいとか思ったんだけどゲームが無理なら映画で完結してくれませんかね。

Alice in Wonderland 3D

不思議の国のアリスと聞いてまず皆川亮二『ARMS』を思い浮かべる邪道なamesukeさん。そんなARMS経由で見ると、マッドハッターは出世したなとか、ドーマウスは相変わらず漢だなとか、ハンプティ・ダンプティと女王は二人に別れちゃったのかとか、チェシャ猫はいい奴で良かったとか、三月兎はやっぱこうなのねとか、ナイトとグリフォンはどこへ行ったのとか、ジャバウォックもバンダースナッチもそんなじゃないんだよもっと世界を燃やしつくすような凍てつかせるような奴らなんだよとかいうどうでもいい感想が。正直ここまで折りたたむほどの内容じゃないね。
そんな本筋と関係ない所はともかくとして、圧倒的にストーリー<<<越えられない壁<<<映像という点ではアバターとさほど変わらず肩すかしを食らった気分。まあ勝手に期待して勝手に凹むとかどんだけめでたいんだって感じではあるさね。映像もアバターのように緑が覆い繁って素敵な不思議に満ちた惑星を描いているわけじゃなく、荒廃したワンダーランドだからしティム・バートンらしい描き方で好き嫌いが分かれそう。
ストーリーがどう転んでいくか分からない前半は映像音楽とあいまってぐいぐい作品世界に引っ張り込まれていく感じがしていたんだけど、物語が収束していく後半になると1回で良いかなと。悪と決められたものに対する苛烈さというか迷いの無さはこれで本当に良いのかなぁと思ってしまうレベルだったけど、あれくらい分かりやすい方が良いんかな。アナザーエンディング無いのかな。重要な決断にいたる過程もピンと来なかったな。とまあ色々不満がありつつも、チェシャ猫の可愛さと活躍のおかげか1度は見といて良かったなと思える水準ではあった。
というわけで一言でまとめると、『チェシャ猫可愛いよチェシャ猫』に尽きるのでした。