雨後曇り/微妙/爆笑問題×JAXA

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20100511.html
番宣を見て期待していたらそれ以上だった。見逃した人にも是非見てもらいたいけど、再放送の予定は今のところ無いらしい。あるとしたら休日祝日の午前とかかな。以下箇条書きで。

  • 宇宙飛行士選抜の過程やHTVの運用からそこはかとなくアダルトな話題まで、爆笑問題2人の個性が上手く生きて面白い作りになっていた。宇宙ファン以外にも広くアピールできる作りになってたんじゃないかなぁと思う。
  • 宇宙じゃ重力が無いから腕相撲ができないし喧嘩にもならないってのは良かったな。実際派手に吹き飛ぶような殴り合いの一つや二つは起こっててもおかしくなさそうだけどどうなんだろう。
  • アマゾンの開発がガシガシ進んでいく様が中々に衝撃的だった。野口さんは本当に良い所を切りだしてくれているんだなぁと今さらながらに思い至る。
  • 米仏のクルーとともに宇宙へ行ったサウジアラビア人飛行士サウマンの言葉*1

最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指していた。
三日目・四日目は、それぞれの大陸を指さした。
五日目、わたしたちの目に映っているのはたった一つの地球だった。

額面通りに受け取るのが難しい言葉ではあるけど、だからこそ多くの人に届いて欲しい。認識が変わるかもしれないなら今争ってる連中を宇宙へピストン輸送してやりたいな。

  • 一点気になったのはマイケル・コリンズのくだり。以前『ザ・ムーン』という映画を見たら彼がインタビューに応じていて、宇宙一孤独な男と言われたがそんなことは無かったと語っていた。それがWikipediaのこの辺りか。

During his day of solo flying around the Moon, Collins never felt lonely. Although it has been said that "not since Adam has any human known such solitude", Collins felt very much a part of the mission. In his autobiography he wrote that "this venture has been structured for three men, and I consider my third to be as necessary as either of the other two". During the 48 minutes of each orbit that he was out of radio contact with Earth, the feeling he reported was not loneliness, but rather "awareness, anticipation, satisfaction, confidence, almost exultation"

http://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Collins_%28astronaut%29

彼が感じていたのは孤独では無く自覚、希望、充足、自信、歓喜
何となく分かった気にはなれても、やはり越えようのない壁を感じる。まあ同じ経験をトレースしようとするのではなく自分なりの経験で掴むしかない類の認識なのか。

*1:反射的に礼拝が気になったけどどうしたんだろう。