曇り一時雨/微妙/1998.07.04

今日は久しぶりに23区バリアが破られて北の方から大雨が来た。この時期どちらかというと南西または西南西あたりからくるパターンが多いけど、北西側からやってくるのは珍しいような。そういえば今年と去年の6月の天気比較しようと思って忘れてた。とりあえずチラッと見た限りじゃ、体感だけじゃなくはっきりと今年の方が暑かったみたい。

のぞみ12年

はてなアンテナを見てたら科博の「今日は何の日」的コーナーで紹介されていた。1998年の7月4日にのぞみが打ち上げられたそうな。
当時の記憶を必死に手繰り寄せてみても、どうしても思い出せない。多分初めてW杯を見て頭がそれ一色になってたんだろうな。ベルカンプのアルゼンチン戦でのゴールとか本当に凄くてね。50mくらい後方から来たロングパスをピタッとトラップ→ワンタッチでDFをかわしてのゴールは永遠に語り継がれるレベル。閑話休題
というわけで、先ごろ日本中を沸かせたはやぶさの"成功"に繋がったのぞみの"失敗"に関して、そろそろちゃんと本を読んでおかないとなと思ってAmazonを調べたら何たることか、絶版なのか重版がかかってないのかプレミア価格に。

恐るべき旅路―火星探査機「のぞみ」のたどった12年

恐るべき旅路―火星探査機「のぞみ」のたどった12年

何と言う浅ましさよ。念のためOAZO丸善に行ってみたら在庫無し。思い立ったが吉日と後悔先に立たずのコンボ。いざとなれば図書館もあるとは言え、やはりより多くの人に届いてほしい…という建前はさておき、他人に気兼ねなく読みたいので、とりあえず復刊ドットコムで投票しておいた。
『恐るべき旅路 -火星探査機「のぞみ」のたどった12年-(松浦晋也)』 投票ページ | 絶版・レア本を皆さまの投票で復刻 復刊ドットコム
そして「宇宙研物語」*1からのぞみの部分を拝見。
「のぞみ」──火星へのはるかな旅路 | 日本の宇宙開発の歴史 | ISAS
404 File Not Found | 宇宙科学研究所
読み終えて溜息一つ。概要だけで済ませていたことのディテールを知ると、今までないがしろにしてて申し訳ないというやら恥かしいやら。打ち上げ時の記憶が無いと書いたけども、2003年の運用停止や2004年の調査報告もほとんど当時の報道が記憶に無い。ただ、"失敗"と聞いた時に米ソが散々成功してることに何で失敗するの?とか思ったような気が。。。今からでも遅くないから穴を掘って入りたい。
とまあ、ほんの5年ほど前にはそういった程度にまで薄れていた日本の宇宙開発への興味を復活させてくれたはやぶさに改めて感謝。そして、そのはやぶさの成功を生んだのぞみとその運用に携わった人々へもまた深甚なる感謝を。

*1:これ凄いボリュームで読みごたえありますな