晴れ/普通/星

すっきりとした秋晴れまたは冬晴れの一日。明け方まで星を見ていたら起きたのが昼過ぎになって、あわよくば紅葉を…と思っていたものの、あっという間に日が沈んでしまった。この時期の空は時間の使い方が難しい。
というわけで今日見た空を。

1枚大体15秒で100枚繋いでるから30分も開いてないんだけど、それでもこれだけ星が動いてることが分かる*1。まあ基本的には24時間で一周するはずだから動きもそれだけ大きくなるんだけど。その中で動いてない一点が北極星というやつですな。昔の人はどうやって発見したんだろう。今より星も多くて同定するのは大変だったろうに。

こちらはISS通過に合わせて60枚。雲の量としては大したことがなかったけど、これだけ繋ぐと立派に伸びてしまうという作例。高度は25〜30度辺りの割に明るく見えた。近くを通るほど明るいという認識なんだけど、それで正しいのかは自信がない。
これらは北西の空で、一方そのころ東の空はというと、空の低くに金星とスピカが並んでその上に土星が輝いていた。

目を凝らすとなんとなく輪があるように見えるのは気のせいじゃないと思う。いよいよテレコンが欲しくなってきた。
そして金星の明るさときたら他の追随を許さずシリウスも霞んでしまうほど。まだ暗い空に文字通り金色に輝く姿に神々しさすら感じて、女神だとか悪魔だとかに例えたくなるのも無理はないなと思わされた。

SSを長めに撮ると形が歪んでいたのでぶれてるのかと思ったけど、そうではなく単純に金星が明るすぎるからだった。1500円の組み立て望遠鏡で覗いても明るすぎて形がよくわからなかったな。単純にピントが合ってない可能性もあるけど。というわけで1/4000で撮ると三日月状に。その後空がやうやう明るくなって、スピカと土星が朝にのまれても金星は輝き続けていた。半年ほど前に旅立った金星探査機あかつきもそろそろ到着するし、早起きして見るのも悪くないかと。

*1:途中に少し空白があるのは50枚撮った時点でカメラが大丈夫か少し心配になったから。