晴れ後曇り/微妙/_ノ乙(、ン、)_
ISSの太陽面通過を撮影するために埼玉は本庄市へ。道中の快晴から一転、児玉駅で降りて昼飯を済ませ撮影地に向かう道すがら、太陽が雲に隠れたり出てきたりとどうにも怪しい雲行きに。それでも通過前にはどうにか厚い雲が流れてくれた…と思いきや、再び分厚い雲が急接近してきて通過1分ほど前には太陽が完全に雲の中。そして通過時間も雲の中。その瞬間地面に座り込んでしまった。多分奇声も上げてたかもしれない。畑の畔道のような場所で、どぶ川の対岸にイタチ的な小動物が見えたけど撮影する気力も何もなくぼーっと見てたね。しまいには座る気力もなくなって倒れ込んでしまった。比喩ではなく倒れ込んだ。仰向けに倒れ込んで見上げた空はいつの間にやら8割方薄雲に覆われていて、ちょうど一昨年の皆既日食を思い出すような天気だった。日食は生きてればまだチャンスがあるけど、今回の日米欧ロの宇宙機が勢ぞろいしたISSを撮影するチャンスは2度と訪れない。そうしてしばらく倒れ込んでいたものの、吹きすさぶ寒風にこのままだと風邪ひくぞと頭の中にかろうじて残ってた冷静な部分が呼びかけて機材を片づけ撤収開始。駅に戻る足の重かったこと重かったこと。本当は近場で撮影地を探して八高線を撮ろうかなとも考えていたんだけど、もうどこにもそんな気力は残って無かった。月面通過を撮影した時は最後の最後で雲を振り切ってくれたけど、あんな偶然続くもんじゃないんだなぁ…。これで、太陽面を狙ったときは2回とも雲の中。3度目の正直となるか、2度あることは3度あるのか。いずれにせよその時はもう普通のISSということには変わりなく、どうしようもない喪失感が。