雨/普通/Italia!

今日は昼まで雨が残るという予報を裏切って夜まで雨が降り続く1日でした。今年の天気は一度雨が降ったら延々と曇りが続き、一度晴れたらその後はカラッと晴れ続けるというパターンを繰り返しているような気がします。まあ去年がどうだったかといえば例によって特に記憶は無いんですけども。
天気の話はここら辺にして、今日はイタリアンプログレの祭典へ行ってきました。
ITALIAN PROGRESSIVE ROCK FESTIVAL / イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル
ニュートロルスが結成されたのは1966年。既に半世紀近い年月が流れていますが、当時のメンバーで残っているのは1人。紆余曲折を経て古株と言える人ももう1人くらいなもののようです。ということで、どうしても聞きたかった曲以外はさほど期待していなかったんですが、これが見事に裏切られました。いい意味で。当初は座って聞くのがちょうどいいぐらいに思っていたんですが、立ちあがって首を振りたくなるような熱のこもったタイトな演奏でした。そして一旦幕が下りた後にゲストのヴァイオリンを迎えて超名盤Concert Grossoからの一連の曲を披露。

Cadenzaの後にもう一度Adagioをやったのは*1蛇足というものでしたが、それにしても本当に素晴らしいライブでした。
そしてセットチェンジを経てイ・プーが登場。こちらも結成は60年代半ば。しかも73年にベース兼ボーカルが加入して以降つい最近ドラムが脱退するまでメンバーチェンジが無かったという結束の固さ。サザンが休まずに活動しつづけ、さらに桑田さんばりに歌える人がもう2人いると考えると分かりやすいでしょうか。還暦を超えたメインボーカル3人は年相応の深みを感じさせながらも若々しく力強いという何だか矛盾したことになってました。演奏も圧巻で、70年代にアルバムを作った時の演奏を*2軽く凌駕していました。ほんと凄い爺ちゃんたち(+α)です。

*1:いくら超が何個ついても足りないほどの名曲といえど

*2:当時の録音環境を考えに入れた上でも