大都技研が資本参加

大都技研は増資された3500株を7000万円で引き受け、練習着、ピッチ看板などの広告スポンサーとして、総額1億円を超す支援を行う。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20080925-412528.html

とのこと。この動きに対してJリーグ側は不快感。

保有株数が5%以上になればJリーグ理事会の承認が必要だが、大都技研は4・9%で、規約上はストップをかける手だてがない。羽生事務局長は、青少年育成の観点から大都技研が胸スポンサーにふさわしくないとの見解も示し、「(福岡の出資受け入れが)社会に受け入れられるのか不安がある」と話した。

http://www.nikkansports.com/soccer/news/f-sc-tp0-20080925-412637.html

Jリーグ側の言い分も理解できなくないんだけど、これに関しては抜け穴を用意してた格好のJリーグ側も非難されてしかるべきだろうね。第2第3の福岡を阻止するためには規約変更が必須になりそうだけどどうだろうか。
それはともかく、こういうグレーゾーンに踏み込まざるを得ないところまで福岡は追い込まれてるんだなと改めて思う。元々から問題のあるクラブではあったけど、地元選手中心に昇格してJ1でも健闘と、それなりに好循環の中にいた頃もあったんだよね。馬鹿社長が来るまでは。良い流れを一人で断ち切って二進も三進も行かないところまで追いやってる社長は大したもんだよ。
等と言ったことをつらつら考えてる所にwao_oさんのエントリを読んで腰が抜けそうになった。

  1. 大都技研の出資を臨時株主総会で承認の予定。選手らの給料遅配の恐れもあり、資金繰りに窮しての策。
  2. 社長を非常取締役として受け入れる。「経営にも発言権がある立場ならなお重い」とJリーグは否定的。
  3. 資本参加・資本準備金・広告費用で合計1億1500万円の見込み。
  4. スポンサーに要請してた資金援助約1億円も一部しか実現されず。
  5. 8月以降はJリーグからの分配金を前借りして資金難をしのいでいた。
  6. 都筑社長は8月にJリーグに3年で2億円の「公式試合安定開催基金」の申請を打診するが、Jリーグは借り入れの再考を促した。もしこれを借りていれば原則的には昇格基準を満たしても完済しない限り昇格できない。
http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20080925/p16

経営状態のやばさに関してはある程度察しがついてたからへーなるほどねって感じだけど、極めつけは「公式試合安定開催基金」。
“もしこれを借りていれば原則的には昇格基準を満たしても完済しない限り昇格できない。”
ここまで頭が膿んでるとは…どこまでも最悪の予想を超えてくれる人だ。
要は、今のクラブ首脳陣は自分たちがいる間だけクラブが存続すれば後は野となれ山となれってとこなんだろうな。
今以上の人件費カットをもくろむとか、ありえない。これ以上削りようがないところまで追いつめられてるはずなんだが。全員レンタルで賄うとかだったら笑うw
なんつーか、可能性は常に考えてたけど、いよいよクラブ消滅が視野に入って大きくなってきた感じだ。
ニューウェーブ北九州に抜かれる日も近いというか、実質もう抜かれてるようなものか。