18きっぷの旅:淡墨桜

18きっぷの残り2枚を使って樹齢4ケタを誇る桜へ巡礼の旅。

東京→熱海(東海道線

始発から3本目の列車で熱海へ。前日の夜にあまり寝てなかったので車内でたっぷり睡眠を取ろうと思ってたけど、テンションのせいか眠れず。おかげで、朝陽を浴びる桜が綺麗に見えた。
根府川まではやぶさ・富士を撮りに行ってから1カ月も経ってないのに、何だか遠い昔のように感じた。湘南や根府川の撮影ポイントを車内から見たけど、写真を撮ってる人は見当たらなかったな。

熱海→静岡(東海道線

来宮を過ぎると長い長いトンネル。そしてそのトンネルを抜けると、列車前方に富士山が見える。
のだけど、熱海を過ぎたらすぐに富士山が見えるもんだと思って勘違いしてた。函南〜三島の間は撮影ポイントとして有名だけど、東京から電車で行くには厳しい距離だなと再確認。
富士山に雲

この日は富士山の上に傘の様な雲がかかっていた。もう少し晴れてれば綺麗に見えたんだろうけど、とりあえず姿が確認できただけで御の字か。

静岡→浜松(東海道線

前回この区間普通列車に乗ったのは3年ほど前、福岡と磐田の試合をエコパまで見に行った時。その時もトイレがなくてぎょっとしたけど、今回もついてなくて驚いた。まあ地方路線としてはそれなりに本数が多いから大丈夫って考えなのかもしれないけど。浜松のトイレで出来た行列を見ると、何とかして欲しいと思ってる人は結構いるんじゃなかろうか。

浜松→大垣(東海道線

特に変化のない景色を眺めながらボーっと乗車。気づけば進行方向がすっかり雲に覆われて、文字通り雲行きが怪しくなってきた。

大垣→樽見樽見鉄道

大垣で降りると雨がパラパラ降ってたので薬局で傘を購入。これが大正解だった。
モレラ号

樽見までは1両のレールバスで移動*1
最初は街中、畑の中をトコトコと走るのだけど、暫くすると根尾川の上流へ並走するような形になり、山が周囲に迫って風光明媚な景色が見られるようになる*2。沿線には桜が植わってる個所も所々あって、満開を迎えてたこともあって壮観だった。そして列車は満員のお客さんを乗せて終点樽見に到着。

根尾谷淡墨桜

樽見駅からは所々に案内板が設置されてるので、それに沿っていけば徒歩15分ほど、迷わずつくことができる。。。のだけど、近くにお稲荷さんが見えたのでちょっと寄り道のつもりで行ってみたら、山の中腹の打ち捨てられたキャンプ場のさらに上にあったのでえらく疲れた。熊が出そうな雰囲気もあって内心びくびくしてたんだけど、実際に出たりするのか?
それはともかく、元来た道に戻って今度こそ一直線に淡墨桜へ。徐々に大きくなる姿に段々笑いがこみあげてくる。
淡墨桜01

本当に笑ってしまうぐらい大きかった。近くにあった石碑には「樹齢1500年を自称している」とあったのだけど、それも納得の大きさ。
淡墨桜02

ただ、大きくなりすぎたのか自重を支えられなくなってるようで、樹医さんの努力の跡がかなり見受けられた。自然の業と人の知恵の賜物なのだね。
牛串焼き

これは駅に戻る途中の屋台で目にした牛串焼き。
頬が落ちるかと思うぐらい美味かった。

樽見→大垣(樽見鉄道

駅に戻ったらちょうど列車が出発したところ。1時間ほど待ち時間があったので、この間にもう一度桜を見てきたりふらふら。
樽見鉄道の車窓・雨の夕暮れ

そして、すっかり暗くなっていた景色を眺めながら大垣へ。不思議と途中で腹が壊れる心配はなかった。

大垣→名古屋→中津川→松本(東海道本線中央本線篠ノ井線

列車待ちの僅かな時間に購入したパンを頬張りつつ大垣から名古屋へ。この車両は人が多かったな。
そして名古屋到着。改札から出てゆっくりする時間はなかったけど、何となしに入ったキヨスクドアラクッキーを見たら衝動に流されるまま購入してしまった。
名古屋からは中央本線に乗って一路松本へ。とはいかず、とりあえず途中の中津川駅へ。中津川の駅前にも一応と言ったら失礼だけどホテルがあって、このまま進んでも車窓はまったく見えないしせっかくだから泊まろうかなと思ったけど、翌日の都合を考えて先へ進むことに。
夜を駆ける

暗くて何も見えない窓の外をぼーっと眺めながら取り留めのない思考を垂れながす時間。
松本に着くと、とりあえず駅のすぐ近くにあったホテルにピットイン。荷物を置いて外出。コンビニで弁当を買って帰ろうかと思ったけど、結局駅前の松屋。旅だってのにどーなのよと思いながら牛カル丼を食べ、ホテルに戻ってボケーッとケロロ軍曹を見ながら就寝。

*1:当然トイレはついてないけど、気合で乗り切った。

*2:ただしこの日は雨で煙ってたけど。