奄美・沖縄の旅(4)沖縄本島バスツアー・北

朝起きると前日までの疲れがどっと現れてそのまま2度寝したいところだったけど、勿体ないにもほどがあるのでバイキングで朝食。
玄関を出てすぐタクシーの運ちゃんに声をかけられたけど、バスツアーに行く気満々だったので丁重にお断りしてターミナルへ。さくっと手続きを済ませてからバスに乗り込むと日食ツアーに参加してた人ですかと声をかけられた。チルバはやっぱり目立つらしいと思いつつツアースタート。
沖縄県内の観光・貸切・バスツアー 【沖縄バス株式会社】

移動

ターミナルを出発したバスは、かの有名な国際通りを抜け、DFSでお客さんをピックアップしつつ国道330号線を北上。浦添市に入るとすぐ右手に浦添運動公園が。ヤクルトが春季キャンプで使ったと聞くと、ちょっと寄ってもらいたくなる。
58号線はどこまでも続く米軍の敷地と鮮やかな海のコントラストが記憶に残る。F22が見えないかなとか若干不謹慎なことを考えたり、目の覚めるような浅瀬の碧と海&空の青に目を奪われたり。そうこうする間に宜野湾・中頭郡を抜けて万座毛へ。

万座毛

バスを降りて少し歩くと視界が開け、空と海と断崖が目の前に。
万座毛

万座毛2

万座毛3

綺麗を通り越した状態を表す言葉が欲しくなる景色。
正直一度も耳にしたことのない場所だったけど、ガイド本とか見れば載ってるのかな。

移動&昼食

万座毛を後にして、再び58号線。沖縄には山と呼べるような山が無いとか、お墓に関する説明とか、名護市近辺では当地出身の諸見里しのぶらの影響でゴルフを始める子が多いとか、東村の税収の3分の2が宮里家とか、ガイドさんの話に耳を傾けつつ順調に運行。名護球場を日ハムがキャンプで使ったと聞くと以下略。
本部港again

前日にフェリーの上から眺めた本部港のすぐ側をバスで通るのはちょっと不思議な感じがした。
ほどなくしてチサンリゾートホテルに到着し、レストランで用意されていた昼食を御馳走に。東京でも普通に食べられるけど、ゴーヤーチャンプルが入ってると嬉しくなる。

美ら海水族館

百聞は一見に如かずというか、聞きしに勝る場所だった。
エントランスに入ると前面に海が広がる開放感あふれる造りとか、4階から館内に入って1階に降りるにつれ、浅瀬から深海までたどっていく構成とか諸々素晴らしいんだけど、何と言っても『黒潮の海』につきる。ジンベエザメ3匹やマンタが悠然と泳ぎ回る迫力は体感しないと分からないものがあるな。と、簡単に言葉を放棄してしまいたくなるようなインパクト。

時間を気にしないのでよければ一日そこで遊べるような場所だったけど、悲しいかなバス移動。水族館を出た後で、ジンベエザメが食事する時は垂直になって、それがまた迫力があって素晴らしいんですよ…と言ったようなことをガイドさんが仰って、見に行くから下ろしてくれってな感じに。

今帰仁城

世界遺産だということをこの日まで知らなかった。首里城跡なんかと一括で登録されてるそうな。
今帰仁城跡

城跡だからして、高台にあってまだ上り道が延々と続く。
階段

城跡だからして、景色は抜群。波打ったような城壁がぐるっと周囲を囲んで長城のようだった。
王様って呼ばれる人たちはたいていこんな高台に住んでたんだろうけど、毎日こんな景色見てたら自分のことをエライと勘違いしても無理ないかもね。少なくとも自分なら勘違い出来る自信がある。
高台からの風景

主廓跡は兵どもが夢の跡。
主廓跡

琉球王国が統一される前の三山時代、北山の王城だったらしい。琉球を統一した尚巴志王に滅ぼされた後も居城として利用されてたようだけど、さらに後、薩摩の侵攻を受けた際に廃墟同然になったそうな。諸行無常

ナゴパイナップルパーク

パイナップルに手足を付けただけの身も蓋も無いマスコットがグッド。
名護パイナップルパーク

パイナップル畑を見た後*1、パイナップルやシークヮーサーのワインを試飲、パインはジュースのようで、シークヮーサーは苦目。シーサンというシークヮーサーと四季柑なる果物の果汁をブレンドしたやつは甘味と酸味がちょうど良い塩梅で美味だったな。ゴーヤージュースも試飲したけど、味は言うまでも無くゴーヤー。そして土産物コーナーでパイナップルを試食。こんなに置いて大丈夫なのかなと不安になるぐらい気前よく置いてた。

帰路

パイナップルパークを出た後は一直線で那覇へ。
BLUE

帰路も景色を見るぞと意気込んだものの、半日遊びまわった反動で気持ち良く寝れました。

国際通り

一度ホテルに戻って身軽になってから再度外へ。バスで通過した国際通りに行ってみた。
国際通り

夕方の一番賑わう時間帯だからか、さすがの混雑ぶり。
市内が一望できるような建物はないかなとキョロキョロしてたら展望台らしきものが見えたので、ふもとまで行ってみた。ゼファー那覇タワーなるその場所は、廃墟風味が漂っていたので回れ右。

牧志

国際通りから昭和テイスト漂う睦橋通りを通って牧志第一公設市場へ。考えてみれば平成っぽい商店街ってのもあまり見かけないな。それはともかく市場に入ると、色とりどりの魚たちが出向かえてくれる。
カラフルフィッシュ

そんな彼らを適当に見つくろって二階の食堂でガツガツ食べてると、朝方に挨拶した日食仲間と再会。西表島でのサバイバル生活とか中々興味深い経験をお持ちの方だった。
そのまま市場が閉まるまで歓談した後、ブルーシールのアイスを食べつつホテルに戻って就寝。絵にかいたような観光客の一日やね。

*1:案内をしてくれた兄ちゃんが金髪リーゼントという絵に描いたようなヤンキーというか特攻の拓に出てきそうな風貌だったけど、話のテンポが良くて解説が面白かった