J2 re-entry(2年ぶり3回目)

ROSATがインド洋上空で大気圏に再突入した数時間後、福岡が新潟でJ2再突入。思えば新潟にJ1の洗礼を浴びて新潟に叩き落とされる新潟憎しな1年でした。いや別に憎しってことはないんですが優しさが足りないなぁと。憎いのは貧乏。

福岡の昨年度の営業収入は約9億4000万円で同年度のJ2のほぼ平均。2011年度の目標は11億円というが、J1の平均が05年度に初めて30億円台に乗って以降、その水準を維持している中で最少規模。大塚社長の「一泡吹かせたい」との言葉は実現しなかった。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2011/10/23/kiji/K20111023001878440.html

資金が足りないからJ1を戦う上で必須と言ってもいい助っ人外国人を獲得できない。それどころか昨年の戦力を維持することすらできない。必要な決断も遅れる。それを責めたくなる気持ちも分からなくはないんですが、これまでの長く馬鹿らしい経緯があるから今のフロントを責めるのも筋違いってものなんですよね。

21日の時点で今季リーグ戦の1試合平均の入場者数が昨季を上回っているのは、J1が柏、磐田など4クラブ、J2が岐阜、栃木など5クラブだけ。J1の入場者数増加4クラブのうち、柏と福岡はJ2からJ1に昇格した影響が大きく、昨季もJ1だったクラブで入場者数が増えているのは磐田と神戸の2クラブしかない。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111021/scr11102110160002-n1.htm

記事の論旨はともかく、酷いシーズンだったにも関わらず福岡の観客動員は増えてたんですね。J1に上がったということもあるでしょうが、むしろ対戦相手に有名な選手が多いということの効果の方が大きかったのだろうなぁと。ともかく、来季はそれがごっそり無くなる上に、客単価も下げざるを得ない。そして広告収入も当然減る。実に厳しい。
緊縮財政のおかげで最低限クラブを残すというミッションは達成できたようですが、来季以降も苦しい戦いが続くことを思うとどうにも気が遠くなります。昨年のように偶然の条件がそろって昇格出来たとしても、J1に残留するだけの体力を蓄えるのは本当に難しい。まあ特効薬なんてどこにもないんだし、地道に活動を続けるしかないんでしょうが…どうにもじり貧だなぁ。こういうこと言うとあれだけど昨年千葉がこけなきゃこんなことには云々かんぬん。
まあとりあえず先のことはおいといて今シーズンの残り4試合と天皇杯。山形との直接対決を制して最下位脱出や浦和を叩いてJ2に道連れなど出来ることはあるので、頑張っていただきたいなと。

気になる

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ほんとどこからこんな話が漏れてきてるんだろう。どこかに足を引っ張る連中が…とか色々と妄想してしまいますが、とにかく一枚岩になってもらわんと。