1492

阪神金本知憲選手の連続フルイニング出場記録が1492試合で終わった。
今季は殊勲打もあったけど打率は1割台と低迷。守備面では筋断裂の影響でスローイングが出来ない状態で、特に前日はその穴を突かれて失点を重ねてしまっていた。それでも今までの貢献度を考えると、阪神が暗黒時代を抜ける原動力になった選手なわけで、仮に本人の希望で出場を続けているのだとしたら、それに付き合う覚悟は決めていた。スポンサーの要望や諸々のしがらみだったらと考えると微妙だったけど。。。そんな矢先の記録ストップなだけに驚きが大きい。
とはいえ、代打で出場して連続試合出場は伸びた。これ自体偉大な記録だし、そうそう続けられる選手なんていないのだから続けて欲しいような、戦力的に考えると一旦休んで万全の状態で戻ってもらった方が良いような。休んだ所で完治するのかという疑問もあるし、張り詰めていたものが切れてしまう恐れを考えるとやはり出続けてもらった方がいいような。悩ましさは続くよどこまでも。
ただ、こういう記録が途切れて絶対に負けられない戦いで(安藤は相変わらずだったけど)打線が奮起して勝ってくれたのは吉兆かな。金本を代打で使えるようになって、外野もやりくりできるようになって、増えた選択肢を監督が有効利用できるのかという疑問が付きまとうのだけどね…。かくして悩ましさは続くよどこまでもagain。報道を見ると本人が申し出て真弓監督が慰留したようだけど、そのへんのところはいくら穿った見方をしても当事者同士以外分からないのでスルー。ただ、真弓監督の言葉が本心からのものだとしたら、相当やばいなとは思う。
とまあ監督のことを考えると色々もやもやしてしまうので、それは置いといて金本。改めて1492試合連続フルイニング出場という記録を考えてみるに、数字が大き過ぎて把握しかねるというのが正直なところ。分業制が確立した昨今ではおそらく2度と塗り替えられることの無い記録だと思う。常識的に考えれば休み休み出場した方が選手寿命が伸びるように思えるけど、そうした常識をはるかに超えているからこそ辿りつけた記録なんだろうな。今までお疲れ様…という言葉も何だか違和感があるので、体をいたわりつつこれからも頑張ってもらいたい。